ハロウィンと言ったら、このカボチャのお化けのランタンが真っ先に思い浮かびますよね。
でも、何故カボチャなのか、何故ランタン(提灯)なのか??
と思われる人も多いのではないでしょうか??
本日は、ジャックオランタンのカボチャ、ランタン(提灯)についてお話ししたいと思います。
●ハロウィンのカボチャって?
何故ハロウィンはカボチャなの??
って皆一度は疑問に思ったことがあるかと思います。
元々「ハロウィン」は古代ケルト人の収穫祭で本来は「カボチャ」ではなく、「カブ」を使っていました。
それが、キリスト教の文化圏に広がった際「カブ」に馴染みの少ないアメリカ人が、収穫の多い「カボチャ」を代わりに使うようになりました。
そのアメリカで広がった「カボチャ」がキリスト教の広がりと共に世界中に広がったため、「ハロウィン」といえば「カボチャ」が定番になっているのです。
※ただ、現在でもスコットランドやアイルランドなど本場では「カブ」を使っているところもあるそうです。
●ジャックという男の話し
その昔、ある乱暴者で人を騙すのが得意な男「ジャック」がいました。
ある夜に、この男が悪魔に出会い、魂をとられ地獄に落ちそうにないますが、ジャックは逆に悪魔を騙して、永遠に悪魔に魂を取らず、地獄にも落とさないように悪魔に約束をさせます。
ジャックは、地獄に落ちることはないため安心して悪い事ばかりしていましたが、やがてジャックも年を取り死んでしまう時がきました。
ジャックは、意気揚々と天国に向かいますが、ずっと悪いことをしてきたジャックは天国に入れてもらえません。
次に、仕方なく地獄に向かいますが、悪魔との約束のために地獄にも入れてもらえません。
行き場所をなくし暗闇を彷徨っているジャックを見かねて、悪魔が少しの火をジャックに渡し、カブの中に火を入れランタンを作り、死後1人きりで行く当てもなくただ彷徨い続けるだけになりました。
この話しより、悪魔を追い払ったジャックの火として、ハロウィンでは「ジャックオランタン」が作られ、悪霊を追い払う象徴として使われるようになりました。
「ハロウィン」は収穫を祝うお祭りですが、日本の「お盆」のように死者の魂が戻ってくると信じられています。
ただ、日本と違うことは悪霊も一緒に戻ってくると信じられている点です。
そこで、ハロウィンでは「ジャックオランタン(カボチャの提灯)」を作って魔除けとして飾るようになり、ハロウィンのシンボルとなったのです。