女性は、股関節の痛みがある人が多い!
それは、なぜでしょう!
股関節を酷使しているからです。
特に気をつけたい股関節の症状にお悩みの女性には、ぜひ知ってもらいたい・・・。
本日は、股関節についてお話したいと思います。
変形性股関節症とは??
股関節に起こる変形性関節症であり、スポーツが直接原因ではないが、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などを背景に、運動に伴う物理的負荷の増大から、関節軟骨に摩耗や損傷が発生して発症します。
疼痛や可動域制限をもたらし、末期には歩行機能を著しく阻害することもあります。
臼蓋形成不全では、関節面の減少から関節軟骨への荷重が増大し、大腿骨頭を亜脱臼させる力が発生する。
しばしば、関節唇損傷も合併して安定性を失い、変形を進行させてしまいます。
出産に支障をきたすこともあるので、女性の皆さんは注意が必要になります。
X線上で関節裂隙の狭小化がみられない前期、関節裂隙の狭小化や臼蓋荷重部に骨硬化像が現れる初期、荷重部の明らかな関節裂隙の狭小化をみる進行期、荷重部全域の軟骨の消失による関節裂隙の広範囲な消失がみられる末期にわけられます。
症状は、穏やかに進行していくので、急激に痛みに襲われるということはありません。
初期段階では、日常生活に支障をきたします。
長距離のウォーキングなどでも痛みが憎悪することもあります。
あとは、登山も痛みが強くなる原因となります。
最初は、動作開始時に鼠径部に違和感を感じます。
でも、次第になくなります。運動後には、股関節痛やだるさを生じます。
それも、数日ゆっくりすると消失するので、疲労と間違えてしまいやすいです。
変形の進行で、鼠径部、大腿、腰臀部に疼痛が放散して、痛みも持続的になっていきます。
可動域が減少していくので、日常生活の動作も困難をきたすようになっていきます。
変形性股関節症を予防しよう!
変形性股関節症と診断された場合は、薬物による疼痛のコントロールと、股関節周囲の筋力低下を防ぐのが一番となります。
筋力維持には、定期的な運動が必要になります。
股関節の可動域検査をして、自分がどの筋肉が弱いのかを把握することも大切です。
そうすることによって、鍛えなければいけない筋肉がわかります。
もし、大腿四頭筋が弱いのであれば、ヒザ下においたタオルやボールを押し付けるという運動を行います。
内転筋が弱いのであれば、ヒザ下にセラバンドを巻いて外転を行います。
股関節の屈伸運動も同時に行うとよいでしょう。
この運動は、セラバンドで抵抗をかけながら行います。
股関節の伸展運動が苦手というならうつ伏せになった状態で、下肢を持ち上げます。
股関節の症状を予防するには、腹筋と背筋の筋力をつけることも大事です。
ゆっくり時間をかけて行うことで、より負荷をかけて運動することができます。
股関節の動きは、内旋、外旋、外転、内転、屈曲、伸展の動きがあります。
その動きの中で、どの動きができないのかを考えて、それに見合った筋力を鍛えるようにしましょう。
女性の皆さん、いかがでしたか?
変形性股関節症を予防して、毎日快適にお過ごしください!